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無地感覚で楽しむ着物
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風合いを楽しむ着こなし
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帯に遊び心を
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ビビッドな帯とあわせて
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粋なモノトーン
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明るい色の着物で
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江戸小紋~メンズ編~
江戸小紋
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江戸小紋

着物はコミュニケーションツール
 
着物というと、とても複雑で自分で着るのは難しいと思っている方も多いことでしょう。男の着物は、女性に比べると実はとても簡単です。

女性と比較すると着るために必要な小物や道具も少なく、帯を結ぶのはネクタイを締めるのと変わりません。初めての方でも多くの方は3~4回帯結びを練習すれば着物を着られるようになります。

着物には複雑なルールがあるような印象がありますが、分かりやすく説明をするために現代の衣服に置き換えて考えてみましょう。

浴衣はTシャツ、着物はシャツ、袴はパンツ、羽織はジャケット、帯はネクタイだと考えて頂きたいと思います。Tシャツとショートパンツの姿が浴衣です。それに対してシャツにパンツの姿が着物だけの着流し(または袴を付けた)スタイルです。そして、シャツの上にジャケットを着た状態が羽織を羽織ったスタイルと考えて下さい。浴衣は部屋着に近い印象で、シャツだけよりもジャケット、つまり羽織を羽織った着物姿がよりよそ行きになることはイメージをして頂けたでしょうか。

また、同じ洋服でもパンツとジャケットの素材がコットンなのかウールやシルクなのかによって、そのグレード感が変わってきます。着物も同じように、着物の素材、木綿や麻、ウールやシルク〔正絹(しょうけん)〕などの素材によって印象も変り、着るシチュエーションが変わります。どんな時にどんな洋服を着るかは、厳密なルールの中で選ぶというよりも、着る方の意識や考え方にもよることでしょう。着物も同じようなものと考えると少しは着物を近くに感じます。

例えば、洋服でお洒落をしたいとします。男性のファッションは女性よりもオーソドックスなものが多いものです。着物も同じで女性のように鮮やかな色柄は少なく、ダーク系で無地感覚のものがどうしても多くなります。特に着物は洋服とは異なり、ほとんど形が変わることはありません。そうしたときに何で違いを出すかと言えば、着物や羽織で違いが表現しにくい分、どのような角帯(かくおび/男性の帯)をコーディネートするかによって随分と印象が変わってきます。角帯はネクタイをイメージして頂くと、その効果の大きさを実感して頂けると思います。履物や羽織紐など、男性のアイテム数は少ないですが、男性なりのお洒落を楽しむことができます。

さて、着物を着て一歩外に出てみます。まだ男の着物姿を街中で見ることは稀です。最初は少し気恥ずかしいと思う方も多いでしょう。少し勇気を出してしばらく街を歩いてみると、洋服のときには感じることがなかった街や風景に気づくかも知れません。例えば、寺社仏閣や古い街並に身を置いてみると、着物が媒介になることでそこの空間と一体化しに浸透してゆくような体験ができます。着物姿でカフェやレストランに足を運ぶと、お店はもちろん周囲のお客様からもきっと温かい視線を感じることでしょう。

着物は自らを表現するファッションアイテムであると同時に、周囲との関係をつなぐコミュニケーションツールだとも言えます。日本人はもちろんのこと世界中の多くの方が着物を知っており、その魅力を感じています。それにも関わらず、着物を着ている方は多くありません。特に男性の着物姿は見かけることは少ないです。そんな中で着物を積極的に着て頂くことで、周囲の方々と新しい関わりが生まれ、自身はもちろん周囲の方々をも豊かな気持ちにしてくれるはずです。
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